田中良枝/ビデオセンター編集

仕事内容を教えて下さい

田中）出産する前はノンリニアのエディターとして、主にテレビ番組のオフライン・オンライン編集をしていました。
現在は時短で働いていることもあって、もっぱらデジタイズや変換、編集作業の後方支援のようなことをしています。

2004年だと思いますが二階健監督の連続ドラマ「GO!GO!HEAVEN!」ではオフラインお疲れ様でした。自分は当時オンラインを担当しましたが毎回当日の朝までいらっしゃった気が・・・10年程前ですが毎度徹夜で・・・お互いある程度年齢を重ねましたね（笑）
そんな中子どもが生まれてからの仕事・生活の変化はありましたか？

田中）働くことができる時間が決まっていると、どうしてもできる仕事が限られて現場に出ることが少なくなります。
それに伴って、編集の仕事の瞬発力や応用力が衰えていくのを日々痛感しますが、裏方にいないとなかなか身につかない知識もあって、それなりに仕事の面白さを感じることもよくあります。

生活での変化といえば、一日の殆どの時間、自分以外の人のことを考えているようになった、ということに尽きると思います。
私の子どもたちはまだ小さく言葉もおぼつかないので、相手がどうしたいのか、何を考えているのかを読み取りながら家族の生活をスムーズ進めていくのには、なかなか体力と気力が必要です。お子さんを持つ先輩や友人から聞いてはいましたが、やっぱり想像以上にエネルギーがいる毎日です。

自分も小学生低学年の子どもがいますが、母親の大変さには頭が上がりません。男を代表して申し上げます。本当にご苦労様です！

なかなか遊んであげる事が出来ずにいて、最近何かデカいな〜とよく見たら子どもの身長が6cm延びていました（笑）

仕事以外でも母親業で忙しいと思いますが、休日の過ごし方、最近ハマっている事などありますか？

田中）休日は、とにかく子どもたちを連れて外に出ます。全力で向かってくる子どもたちの相手をするには、我が家は狭いので。

ハマっていることは、早起きです。誰にも邪魔されない、自分だけの時間が10分でも20分でも欲しくて、子どもと早起きを競っている間に5時起きが習慣になりました。

5時起きですか！！夜型な自分には無理です・・・夜中でもお腹がすいたら子どもは大騒ぎですし、ほとんど自分の時間など無いですよね。

早起きを競ってまた時間の確保も難しくなってますし（笑）仕事と子育ての両立をしていく上で「私の健康法」などありますか？

田中）月並みですが、ストレスを溜めないこと、でしょうか。
ネガティブな気持ちをぐっと溜め込むと、心身共に固くなって肩もこってくるような気がします。
自分の感情は自分のものなので、相手や環境に対してどうして？と思うよりも、自分の心の持ち方のほうを変えるほうが効率のいい解決方法になるのかな、と思います。

なるほど、ストレスを溜めないことは、子育てでも仕事でも一番大切なことだと思います。
それでは「最後に一言」お願いします！

田中）この業種はやっぱり昼夜問わず働いて当たり前、というようなところがあるので、子どもを持って時間が制約されるようになったら
どうやって仕事を続けていくんだろう、と思っていました。でも、おかげで何とかやっていけています。
毎日決まった時間で帰らせてもらっていますが、みんな嫌な顔もせずにお疲れさまと言ってくれるので、とても感謝しています。
子供ができても働き続ける女性社員として、モデルになってくれれば、というようなことを言われます。でも、どちらかといえば
子を持つ社員に対して懐深く対応しようとしてくれる、この会社や会社の人たちの姿を、後輩の女の子たちに見てもらえればいいなと思います。

ありがとうございました！