TSP(東京サウンドプロダクション)

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Nabe

MAポン酢(MA業界用語)

MA TECHNICAL

※テレビ業界そのものに方言が存在します。渋谷界隈、汐留・新橋界隈、赤坂界隈、六本木界隈、台場界隈などなど。

※世代(アナログ・デジタル)によってポピュラーな言葉が変わってきます。また放送局内生放送(OA)とポスプロなど、作業形態により使われる用語の傾向が変わります。


《あ~お》

 

上げ/下げ【あげ/さげ】

①音素材の発音タイミングを前後にずらすこと。「上げ」は前に、「下げ」は後ろにずらす。

②「上げ」は、素材を編集機に取り込むという意味もある。「立ち上げ」や「起こし」とも言う。

 

あたま【あたま】

映像や音声における任意のスタートタイミング。「次の頭出しといて!」は「次の再生位置で止めて待ってて」の意。「頭出し」と言う。これがスムーズにできると作業のテンポも良くなる。

 

アナブ【あなぶ】

アナウンスブースの略。ナレーションを収録するための遮音された部屋。「ブース」とも呼ばれる。またガラス窓で囲っている仕様のものが多く、その見た目から「金魚鉢」と呼ぶこともある。

 

アフレコ【あふれこ】

アフターレコーディングの略で、撮影後の映像に合わせてセリフだけを別途録音すること。海外ドラマの吹き替え等は特に「アテレコ」と呼ぶこともある。映像にセリフを「当てる」ことからこのように呼ばれるようになった。

ちなみに、「アフレコ」も「アテレコ」も和製英語なので海外では通じません。。。。

 

雨傘【あまがさ】

雨天で中止になったスポーツ中継等の代わりに放送する番組のこと。

 

ありもの【ありもの】

新規で収録する素材ではなく、もうすでに手元にある素材のこと。

「ありものを使い回す」等言ったりする。

 

UNDO/REDO【あんどぅ/りどぅ】

UNDO:行った操作を取り消し、直前の状態に戻すこと。回数に制限無くどこまでも古い状態に戻せるものもある。

REDO:UNDOで取り消した内容を元に戻すこと。言ってみれば「UNDOのUNDO」。UNDOボタンを勢い良く連打し過ぎて元に戻し過ぎてしまったものをREDOで復活していくのはあるある話。

 

アンビエンス【あんびえんす】

その環境の雰囲気や臨場感のこと。「アンビエンス足して」と言われたときは、環境音以外にエコーを足して自然な響きを演出してあげることもある。

 

エフェクター【えふぇくたー】

音響的な変化を与えてくれる機器のこと。

単体のハード機器のものと、PCのソフトウェアとしてのものがある。ソフトウェアの方は「プラグイン」と呼ぶ。プラグインにはハード機器の機能をPC上で忠実に再現する「バーチャルエフェクター」としてのものと、プラグインにしかない「オリジナルエフェクター」とがある。このプラグインの登場で、音響制作は劇的に変化した。

 

M【えむ】

音楽のこと。MUSICの頭文字をとって。

 

MA【えむえー】

MULTI AUDIO(マルチオーディオ)の略。これも和製英語のため海外では通じず。。。海外ではaudio sweetening(オーディオスイートニング)と呼ぶ。

 

オーディション【おーでぃしょん】

MAでは、複数ある音声トラックを1つずつ聴き比べて、使用するトラックの選別を行うことを 「オーディション」と呼ぶ。

 

オン/オフ【おん/おふ】

①音を出す/出さないのこと。「生かす/殺す」とも言う。

②音源が近い/遠いという意味もある。音源にマイクを近づけて収録することを「オンマイク」と 言い、逆を「オフマイク」という。MAでの収録は基本「オンマイク」で行う。ドラマのアフレコ等「収録環境も含めて再現したい時」等はあえてオフマイクで収録することもある。

 

オンリー【おんりー】

単独で鳴っている音声のこと。「オンリー録りでお願いします!」は、音楽も効果音も無しで、セリフだけを単独で収録すること。

 


《か~こ》

 

返し【かえし】

MAにおいては、収録中の音を読み手のヘッドホンに送ってあげること。自分が喋った声が自分のヘッドホンに「返って」くるから、かえし。「自分の声だけもっと大きめで!」、「音楽もうちょっと抑えて!」などミキサーは瞬時に読み手のリクエストに応えなければならない。

 

カフ【かふ】

アナウンスブースにあるもので、不要な音(咳や紙をめくる音)を収録しないように読み手がマイクをオフにする装置。

カフは「咳をする」という意味。

 

かぶり【かぶり】

目的の音に不要な音が入ってくること。このかぶりを軽減させながら目的の音を際立たせるためにはMAの整音技術がものを言う。「かぶりきっついな〜」等言いながら整音を黙々とやるミキサーの後ろ姿は涙ものです。

 

ガヤ【がや】

街中の人声や笑い声、芸人のリアクション等「がやがやした音」。

このガヤだけを単独で収録することを「ガヤ録り」と言う。

オンリー録りしたセリフと、ガヤ録りしたガヤを合わせることで、あたかも その場で喋っているかのような演出が可能になる。

 

仮MIX【かりみっくす】

音素材はまだ未完だけど、「仮の状態」でMIXすること。本番前のチェック用等に使われる。

 

掛け合い【かけあい】

2人以上の読み手が代わる代わる喋ること。アナブに複数人が同時に入って複数のマイクで一挙に収録する。通常のナレ録りより技術的に大変。

スポーツ中継の「実況」と「解説」や漫才の「ボケ」と「ツッコミ」も掛け合いになる。

 

擬似ステ【ぎじすて】

擬似的なステレオの略。エコーを足したりすることで、本来モノラルだった音をステレオ音に変えること。

 

キャラ【きゃら】

画面上に表示されるタイムコード等の情報のこと。「キャラありでDVDコピーお願いします!」はタイムコード付きの映像でコピーお願いしますの意味。

「キャラ無し」はその逆。

 

キュー【きゅー】

ナレーターの読み始めるタイミングを合図すること。またそのための機器のこと。「キュー下さい」は「合図出して下さい」の意。

 

くわす【くわす】

前の音が鳴り終わる前に次の音をぶつけるようにスタートさせること。

 

けつ【けつ】

映像や音声における任意のエンドポイント。このエンドポイントに合わせて素材のタイミングをずらすことを「けつ合わせ」と言う。

 

クリップ【くりっぷ】

①音声データを断片的に抜き出して視覚化したもの。このクリップを編集することが音を編集することと同義になる。

②信号レベルがある一定レベルを超えてしまい正しく再生されなくなること。またその部分を切り捨てることを言う。

 

こぼす【こぼす】

音をカット変わりちょうどで終わらせず、次のカットに変わってもまだ少し鳴らし続けること。

 


《さ~そ》

 

皿【さら】

元々はレコードのこと。見た目が皿っぽいから。その後CDも皿と呼ぶようになった。

 

サブ出し【さぶだし】

番組収録時に出演者に見せるための映像。収録時には副調整室という部屋から映像は再生される。副調整室のことは別名で「サブ」と呼ぶ。(「副」だから「サブ」)。「サブ」で「出す」映像だから「サブ出し」。

 

尺【しゃく】

プログラムの長さのこと。この長さを変えることを尺調(しゃくちょう)という。「尺」を「調整」するから尺調。

 

ショウ【しょう】

プログラムの開始位置。「1Hショウ」だとタイムコード上1H00’00がプログラムの開始位置になる。

 

ジャンクション【じゃんくしょん】

番組が始まる直前に流れる告知映像。いわゆる「この後は⚪⚪⚪(←番組名)」

 

ステム【すてむ】

複数ある音声トラックをいくつかのグループにまとめてMIXすること。

セリフだけをまとめたMIX、音楽だけをまとめたMIX等々。

ステムを全て足し合わせると完成MIXが再現できる。

例えば海外ドラマ等ではセリフだけ日本語に差し替えて、その他のステムと足し合わせることで、日本語版のMIXが完成する。


《た~と》

 

ダウンミックス【だうんみっくす】

マルチチャンネル(5.1ch等)で制作された音声を特殊な比率をかけて2チャンネル(ステレオ)、又はモノラル等に変換すること。

ちなみに複数トラックをミキシングしながら2chにまとめる作業は「ミックスダウン」と呼ばれる(2ch以外の場合もある)。普通のミックスがこちら。

ダウンミックスはどちらかといえば「変換」という要素がある。

 

つまむ【つまむ】

尺長と似たような意味で、プログラムの長さを短くすること。内容の一部を切り取って(つまんで)短くすることから。

 

飛ばす【とばす】

音素材の終わり際にエコーをかけること。特に音楽には多用される。

 


《な~の》

 

ならす【ならす】

音量にバラつきがある素材を一定レベルの音量にまとめること。聞き辛い音を聞こえやすく綺麗にすること等々。主に整音でよく使う言葉。

 


《は~ほ》

 

ハイレゾ【はいれぞ】

ハイレゾリューション(高解像度)の略で、CDを超える音質を持った音源の総称(44.1KHz、16bitを上回る)

耳で聴くというより「体で感じる」音質は圧巻。

 

パク【ぱく】

口の動きのこと。

「パク合わせて!」はアテレコ現場でよく使う。(「言葉をキャラの口の動きに合わせて」の意)

 

半殺し【はんごろし】

オンレベルで出す訳ではなく、かといってオフレベルにもなりすぎない、その中間くらいの音量のこと。

 

ピンポン【ぴんぽん】

新規で録音可能なトラックが足りなくなった際に、使用中の複数トラックを1つにまとめることで、空きトラックを作ること。

 


《ま~も》

 

またぐ【またぐ】

2点間にまたがってという意味だが、MAでは「ナレーションをまたがせる」といった使い方をする。(ナレーションを1カット内に収めるのではなく、2つのカットに渡ってまたがせる、の意味)

 


《ら~ろ》

 

ラウドネス【らうどねす】

人間が感じる聴感上の音の強弱。「音が大きい!」と感じるのには、単純に音の大小だけでは決まらない。人間の持つ様々な聴感特性がそこには加わっている。

これを数値化したのが「ラウドネス値」で、現在テレビの音声基準として使われている。

 

リップ【りっぷ】

パクと同様口の動きのことを言う。ナレーションを読む際に出るノイズのことを「リップノイズ」と言ったりする。

 

 

 

 

 

 

 

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